まひなおしのみ 〜Pinoのきままな雑記帳〜

「クルトOTKのススメ。」移転先です。その他転鳴エルヴィ配布所などなど

『クルト特化ビショップ』リバグロ編【シャドウバース】

『クルト特化ビショップ』の概要については最初の記事参照。今までのデッキの回し方については第9弾記事参照。
ここでは第13弾パック「リバース・オブ・グローリー」の追加で変化したクルト環境について語る。


☆クルト特化ビショップ向け追加カード
前弾でクルトOTKにとって革命的カードが出た反動か、今弾では控えめな印象。
…まあクルトOTK向けとしてはという意味であって、回復シナジー自体は依然としてプッシュされているが。

・黄金の鐘
ついにデッキに直接入れられる上にフォロワーではない1PPの回復カードが登場!(自リーダー1回復)
ただしアミュレットなので盤面が開いていないと使えず、ペガサスサーチを濁らせる。ペガサスに頼らない「アミュサーチなし型」であれば盤面も空きやすいのでオススメ。
回復効果はファンファーレ能力なので、ペガサスと違ってコンボを決めるターンに出すことになる。手札を圧迫するからといって投げると盤面を長時間埋めてしまうので、可能な限り手札に抱えておきたい。
ちなみに回復効果以外は「詠唱:聖なる願い」と同じ。ドロー加速カードとして出してもよいが、手札溢れに注意。

 

・エンジェルシュート
なんと4PPで撃てるニュートラル確定消滅カードが登場!?敵に1ドローさせるのが低コストの代わりのデメリットとでも言いたげだが、ちゃっかりこちら側も1ドローできるという強力なカード。
ただしここまでカードのインフレが進んでいると、4PP払ってフォロワーを盤面に出せないのはテンポロスになっていると言わざるを得ないのが現状。除去しつつ1ドローできる点に価値を見出すか。

・聖弓の使い手・クルト
ついにクルトも新カードが登場!ただし効果はフォロワー除去になっており、クルトOTKにおいては選択肢にとどまる。
進化するとリーダーを2回復し、その回復をトリガーに相手フォロワー全体に2ダメージ。そしてクルト自体のスタッツは6/5になり、一気に体力8のフォロワーをも倒せる。
さらに進化後新クルトがいる状態で回復をするとさらに2ダメージという超強力な除去カードだ。
…なのだが、「進化権を使わないと全体除去しづらい」のが弱点。進化なしで回復しても全体1ダメに留まる。
全体3ダメとはいえこちらの盤面に何も残らないハンプティよりは新クルトの方がいいとして、進化権を必要としない狂信者とどちらを選ぶか、という話になるだろう。

☆優先度の低い追加カード
・賛美の狂信像・イミナ
相手フォロワーを「狂信の呪具」に変身させつつ、フォロワーが着地できるカード。
スタッツはおまけ程度ではあるが、交戦時効果のおかげでこちらの延命に一役買ってくれる。
そして「狂信の呪具」はアミュレット。さすがにカウントダウンはあるものの、ラストワード以外は効果がないため相手の場を圧迫してくれる。
そしてそのラストワード効果もこちらにイミナ以外のフォロワーがいなければデメリットにならない。リスクはあるものの確実にリターンはある。
ただ、アミュレット対策にもなる「エンジェルシュート」や全体除去になる新クルトを差し置いてクルトOTKデッキに入れるかというと微妙なところではある。

・鉄鋼の翼人
今回の(クルトサーチを濁らせない)機械フォロワーはこれだけ。リモニウム軸要員。
突進と攻撃時プロダクトマシーンを出す効果はかみ合わせがいいのだが、いかんせん5PPかかるというのが辛い。
スタッツが一回り小さくていいから4PPで出せればなあ…たらればしても意味はないが。

☆アディショナルカード
・調和の聖女・レリア
まさかの「終末預言者」がシャドバに登場!相手ターン終了時にテミスをぶっぱするフォロワーだ。
さすがに体力は7もないが、それでもシャドバ的には十分高い体力4。
さらに進化権を使えば潜伏を付与できる。タイミングが異なるのでテミスとも差別化可能。
これで3コスだったらクルトOTKデッキの除去選択肢として挙げられただろうに、残念ながらクルトサーチの濁る2コスとなってしまった。まあ普通のビショップにとってはコストが安いに越したことはないんだけど。
残り2枚はクルトと関係ないので省略。


☆リバグロ環境でのデッキ案(アミュサーチなし型)

やはり今弾もこの構築が安定…まあどのプレイスタイルが合ってるかにもよるが。
なんとか「黄金の鐘」を入れたいと考えた結果、初稿ではペガサス1枚と礼賛に犠牲になってもらうことに。
礼賛は光の道筋とかよりはマシだけど、それでも2PP1ドローは2ターン目ぐらいしか出す暇がないということで外す。
ペガサスはキーパーツではあるものの、やはり置く暇を作るのが難しいということで1枚減らす。「エンジェルシュート」で消されても嫌だもんね。
現状「黄金の鐘」のおかげで素引きできる1PP回復が増え、盤面も十分空いているのでコンボ成立をさせやすくなっている。これでアミュサーチなし型の欠点だった「レ・フィーエやファーザーに依存しすぎる問題」はうまく緩和できているはずだ。
「黄金の鐘」採用により回復を使う余裕も出てくるということで、試しに新クルトを狂信者と入れ替え。今のところは高スタッツフォロワーをテミスを打てるより前に並べられることが多く、新クルトだからこそ取れるという場面が少なくなかったりするので好印象。
やっぱり進化権を使わなくても使えた方がいいと感じたら前弾同様狂信者の方を使おう。


☆リバグロでのデッキ案(アミュサーチあり型)

人によってはサーチありの方が安定するらしい…が、この案だとその人向けのデッキレシピにはなってないと思われる。誰か助言頼む。
一応変更点を述べると、試しに黄金の鐘をピン刺し。サーチが濁ってやっぱり困るなら外そう。
2PPは撃ちづらいので「愛の福音」を外し、6PPで置いておきたいレ・フィーエを2枚に増やす。
そして唯我の一刀をエンジェルシュートに。このデッキでは貴重なドローソース。

リモニウム採用型は現状メリットを見出せるほどクルトOTKに生かせないので省略。


☆各クラスとの相性

・vsエルフ
豪風のリノセウス」登場。発売前は「アンリミなら普通のリノでいいじゃん」と言われていたが、実際はプレイ数が稼げないような除去と同ターンにリノを走らせられるなど十分差別化できているもよう。それどころか今までのリノが絶滅したかのようなレベルで大流行している始末。
こちらとしては「相手がリノを引けないこと」を祈るしかなく絶望的。ただし相手が除去カードを引けなければフェイスを削ってリーサルを早められるというかすかな希望は生まれそうだ。
リノばかりが目立っているが、機械エルフなども十分な強さを持っているので油断だけはしないように。

・vsロイヤル
新旅カエル追加。やろうと思えばリオード確定召喚できるカードも追加されたし、ますます潜伏がはかどるな。
ヴィオンデッキは枚数が少なく、アンリミではあまり見かけなさそう…単独で強力なカードを除いては。
「優雅なもてなし」によって相手が後攻ならスパルタクスが5ターン目に出てくる可能性が出てきた。現状のメジャーデッキの関係上今のところは見かけないが、記憶の片隅には入れておこう。

・vsウィッチ
「双刃の魔剣士」の追加で、また0PPで疾走できるフォロワーが増えてしまったスペブウィッチ。どうせテミスの打てない5ターン目に展開してくるので、新クルトで一矢報いられればいいのだが。
「ジェットウィッチ」などの追加で、機械ウィッチがかなり強いデッキに。前弾以上にテトラの体力の高さが厄介な存在となるだろう。といっても、「リペアモード」などのスペルを使いまくって結局狂信者を投げてくる結末になりがちだが。
その他メルヴィや新ジンジャーを使ったデッキの登場も予想できるが、筆者のランク帯が低いせいか今のところ見かけない。

・vsドラゴン
初代フォルテが1枚制限を食らい、新機軸も現在流行しているデッキを苦手としているため、やや鳴りを潜めている…らしい。
フォルテの頻度が下がった以外は決して弱くなったわけではないので油断はできないが、「相手にエイラを警戒させられる」という点はこちらにとって都合がいいか。
復讐ヴァンプのナーフの影響か否か、主にリノエルフ対策として「ハルクドラゴニュート」がやや流行気味。「エンジェルシュート」の採用率が低かったことも影響しているのだろう。こちら視点からすれば、破壊耐性を持っているにもかかわらず攻撃力が7もある点が問題。

・vsネクロマンサー
ハデスなどの登場で「屍病の街」の採用が現実味を帯びたようだ(少なくともローテではメジャーな方らしい)。当然出ている間はクルトOTKコンボを決められない。ファンファーレ能力だけは発動できるので覚えておこう。
アディショナルカードの「ソウルテイカー・ララ」の追加で、葬送デッキが再燃する可能性が高い。正直ケリドウェンの時点で辛いデッキではあるのでこの点は向かい風か。

・vsヴァンパイア
現状のヤバい筆頭。機械面でもバフ面でも復讐面でも強化された。まあ相手が事故らない限りはまず無理なので気楽にいこう。
強いて言えば、新アザゼルが進化してくれれば本来OTK対策になるはずの行動が逆に追い風になってくれるのでありがたい、といったぐらい。
ナーフによって新セクシーでも最大体力が10に減るようになった。さすがにリスキーということでそもそも見かけなくなったが、代わりに今まで通り「ベルフェゴール」で体力を減らしてくれるようにはなった。

・vsビショップ
エイラ大幅強化。新クルトもどちらかというとエイラのためのカードだったりする。
せっかく前弾ではそこそこクルトOTKミラーに出くわすことがあったのに、すっかりクルトのメジャーな舞台はエイラに奪われてしまった。
ヴァンパイアのこともあり回復重視の相手が多いので、削りは諦めて20点OTKプランを狙おう。というか盤面除去に力入れないとこっちの顔が持たない。まあエイラに最速展開されたら新クルトでも無理だけどね。
そのエイラを刈ろうと黄金都市で除去を図るビショップもいるので、どちらかというとそちらを倒すことを狙う「メタメタデッキ」として立ち回ることになるか。

その後、エイラがナーフ…のような何かを受けた。というのも、コストが4に上がった代わりにスタッツまで上がったので、結局エイラの祈祷を出しながら5/6守護が場に出てしまうという十分強い動きができてしまうわけだ。「熾天使の剣」が効かなくなった分こちらとしてはかえって辛くなったまである、ナーフというより±0の修正といったところ。
当然ながらそのような変更でエイラビショップの勢いが止まるはずもないため、引き続きエイラの威を借るOTKとしてアンチエイラデッキを返り討ちにしていきたい。

・vsネメシス
前弾から強いアーティファクトか、事故ったエイラを確実に(エンシェのせいでそうでもないけど)仕留めるリーシェナか、といったところ。
新弾追加カードの多くがフォロワー除去カードなので、フォロワー除去がそれほど痛手にはならないクルトOTK的には前弾と大差ないだろう。

・vs新ゼウス
ゼウス自体は10PPかかるのでそこまで気にしなくてOK。というか出された時点で勝ちを取られる可能性があるカードなので気にするも何もない。
進化軸ということはそれなりにフォロワーを置いてくるということ。進化により強力になったフォロワーをどれだけ取り切れるか、というよりこちらのサーチカード達で「相手に取らせることができるか」がカギとなるだろう。


☆まとめ
・新クルト登場!効果は盤面除去系に変更
・回復カードが足りなくても「黄金の鐘」を引けば勝てるかも!?
・インフレが進んだ割にはこちらの強化はわずか。今弾はやや辛いか

個人的には新クルトが聖神弓言わなくなったのが物足りないけど…多分こっちの方がクルト君の素なんだろうな、とか思ったり。