まひなおしのみ 〜Pinoのきままな雑記帳〜

「クルトOTKのススメ。」移転先です。その他転鳴エルヴィ配布所などなど

『クルト特化ビショップ』リサレジェ編【シャドウバース】

『クルト特化ビショップ』の概要については最初の記事参照。学ベルコンボ型デッキの回し方については第28弾記事参照。
ここでは第31弾パック「リサージェント・レジェンズ」の追加で変化したクルト環境について語る。

☆クルト特化ビショップ向け追加カード
今弾から「リサージェントカード」という、以前のカードの絵柄を使った焼き直しカードが登場。しかしそのカードはアンリミテッドでは使用不可という新たな試みであった。アンリミテッド(無制限)とは一体
そのため、今弾以降はアンリミで追加されるカードは少なくなる…どころか過半数リサージェント。今弾のアンリミビショ追加カードはニュートラル含めても7枚というなんとも寂しい感じになっている。これでアディショナルもリサージェントだったりしたら…
→ホントにリサージェントだけだったよw 
その代わりにアッパーが入り環境が激変した。

 

・友愛の翼(シルバー)
軽量版悠久。なんと1コスで置けるが、代わりに回復量もCDも1。
1コス1ドローと言えば聞こえはいいが、ファンファーレで指輪もどき効果がある(こちらは消滅ではなく捨てるだが)のでデッキ圧縮にはならない。
このカードの真価が発揮されるのは、ファンファーレで選ぶカードを「元のコスト5以上のフォロワー」にしたとき。なんとCDが2になり、次ターンもドローの恩恵を受けられるようになる。もちろんクルトの弾となる回復を仕込む意味でも有用。アクセラ結晶要員を素材にすればデッキも歪まないので、少なくとも一般的な回復ビショには入るんじゃないかな。
1コスなので虹で戻される点は注意。一応プリプリなどで0コスとして出せるが、盤面を埋めるので過信は禁物。

 

☆その他もしかしたら使えるかもしれない追加カード
・フォースヒーラー(ブロンズ)
2/2/2。「元のコスト5以上のフォロワー」が手札に2枚以上あるなら、ファンファーレでリーダー体力最大値+1・リーダー1回復・1ドロー。
大天使が5コスなこともあり、耐久寄りのビショップなら強力なカード。クルト的にはシトリンサーチに引っかかるのが気がかりなところ。

 

・レリックハンター(シルバー)
5/5/3もしくは結晶2CD2。どちらもファンファーレとラストワードで1ドローする。
「明光の翼人」と比較すると結晶効果は大体同じだが、EPが多い時のリーダー回復がない代わりにファンファーレで先に1ドローはできるという点が優れる。仮に虹の輝きを撃たれても最悪1ドローはできる。

 

・黄金都市(ナーフ解除)
「有翼の光明」の融合できない代わりに2PP余らせで直接召喚できるバージョンが帰ってきた!
もう有翼を引くためのアミュサーチでプリプリ対象カードを引いてしまう事態に悩まされる心配なし!サーチせずとも向こうから勝手にやってきてくれる!
2コスになったから虹で戻されるが、逆に言えば素引きしても消費コストは変わらないということ。熾天使で壊されるのは辛いけどまあそこは有翼と同じということで。
これでクルトやプリプリ集めに専念できるようになったので、有翼型(0コスオーキッド型)クルトがだいぶやりやすくなる。ただしグランスエンジェルにだけは注意。

 

・ペンデュラムアルミラージ(ゴールド)
5/4/2突進。ファンファーレで自分の手札のフォロワーを(コストに関係なく)1枚出す。
コストを踏み倒せる代わりに、そのフォロワーは自ターン終了時に手札に戻る…のだが、これがラピスの設置条件を満たすので、ガルラ+信仰の一撃に頼らなくてもセラフが狙える点が注目ポイント。
5コスだしこれで出たフォロワーはファンファーレ発動しないのでクルト的には生かせそうにないかな。
逆に言えば6ターンOTKはこれの下位互換になりかねないので、今後は5ターンOTKがクルトを使う最低条件になりそうな感じ。(そもそも既に強固な守り手段がないと6ターン生き残るのも大変な環境だが)


☆英雄環境でのデッキ案

・聖遺物型

変更点無し。まあ友愛はアミュレットだからこのデッキには入れられないからね。明光かレリックかはお好みで。
引き続きホズミが多いようなら、ミニゴブをノイシュ(1ターンだけ安息効果のある2コスフォロワー)にしておくのも手。アッパー後は1コスで出せるグラエンも有力。

アディショナル前の環境では有力候補だった。狂乱はワンチャンしかないが、葬送に対して戦いやすかった。聖遺物が3コスなので虹耐性があるのもポイント。


・黄金都市試験場型(元有翼型)

有翼を黄金都市に変更。アミュサーチカードがいらなくなるばかりか、有翼3枚も黄金1枚に圧縮(実際は割られるリスクを考えて2積みが現実的)。空いたスペースにドロソや延命用札を入れることで実用性が増した。
黄金都市のおかげでダーティプリーストのようなCD2結晶組も活用しやすくなっている…と言いたいところだが結局黄金都市が来るまで除去できないのでは間に合わず、それよりはサーチ用のフォロワー退場用に「信仰の一撃」を入れた方がアミュレットにも対抗できるのでいい感じ。

アディショナル後はこのデッキがおすすめ。結局アグロには轢かれてしまうが、強敵だった狂乱や葬送は数を減らしたうえ今ならグラエンで遅延可能、それにより武装に対して強いホズミが数を増やしたが代わりに対ホズミを想定した後ろよりのデッキが増えたことでサーチをしている余裕がある相手が増えたのが追い風。基本的にはペンデュラムセラフの方が強さは上だと思われるが、向こうは最速6ターン決着なため1ターン早い点がこちらの強みとなる。というよりクルトしたい人にこのデッキ使ってほしいなあ


・学園特化型

なんといっても友愛が強力。アクセラ組を流してCD2にするもよし、引きすぎたベレロを流してもよし。
友愛の恩恵を受けやすくするためにシトリンを諦めてセトを入れるのも手。その場合はフォースヒーラーも選択肢に入るか。

5ターンキルもほぼできず除去も中途半端なので、今弾的にはオススメしない。ベレロが使いたいなら素直に一般的な安息型を使った方がよさそう。


☆各クラスの動き

・vsエルフ
引き続きホズミが強力。安息採用理由の筆頭候補。
追加カードとしては、耐久エルフに有用そうな「ラフレシアプリンセス」が目玉か。ただ体力も減らす腐食効果なのでロックするには裏目がある。
「ツリーフェアリー」はこれ1枚でウィスプ入手とリーダー2回復という郷愁効果が得られる。これがフォロワーじゃなかったらホズミ強化だったな。危ない危ない。
「フォレストイーター」が1コス1ドローのアクセラ持ち。ホズミ以外なら入る可能性がある。

アディショナル後のアッパーでグラエンが1コスになり、ホズミの弾として入れやすくなった。その一方で相手のグラエンを警戒してメイたち直接召喚組の採用枚数を抑えたり、ホズミターンより先に直接召喚を済ませておくなどの工夫もみられる。とはいえうまいこと隙をつけばグラエンで相手のホズミターンを遅らせることができるかも…?

・vsロイヤル
ガチ目線での強化は今弾もなさそう…残念。
と思っていたらアディショナルでアッパーを獲得。兵団長が直接召喚時にも場のカードを破壊してくるようになったので、これからはいかに連携10達成を阻止するかが課題となる。黄金都市も聖遺物も割られちゃたまったもんじゃないからね。

シャルルマーニュの進化時効果は「鏡の世界」との組み合わせが面白そうだが、ガチ戦でやってる暇はないか。
「善導の騎士」は自分のニュートラル2枚という条件は重いがリーダー次被ダメ0効果を持つ。ファンファーレで回復もするのでリララ互換としてのポテンシャルがある。
「渾身の大剣使い」は3/2/2ファンファーレでランダム破壊しつつ、進化後には4/4/疾走ドレインになる。ひと昔前だったら強そうだったかも?

・vsウィッチ
アニマステイマー」がロマン枠として注目。「鋼鉄と大地の神」を0コスにして暴れまわることはできるか!?
「怠惰な使役」は2コスで「チャームマジック」+1ドローできる、ロックデッキにとってありがたい存在。「大いなる意志」と異なり自分の場のフォロワーに撃って1ドローすることもできる。

アディショナル後はアッパーこそなかったものの、環境の変化で秘術がより刺さるようになった他、超越が不利を取りにくくなったことで数を増やしつつあるんだとか。

・vsドラゴン
追加カードは地味。ハンドラとドラスネのナーフ解除も地味だがそっちの方が嬉しいか。
「有翼の聖魚」は3/4/2覚醒時疾走。ちょっとだけ強そう。
「バイルドラゴン」はアクセラ2で3ダメ1ドロー。ランダムじゃないので空撃ち1ドローはできない。

アディショナル後に大幅にアッパーを貰い、武装ドラゴンがなんと環境入り。アグロも狙える展開力だし、除去されればミッション達成で切り札が強くなるとやりたい放題だが、狂乱よりは「安定した上振れ」が発生しづらくなっておりワンチャンつかみやすくなってはいるか。

・vsネクロマンサー
ついに再誕がナーフ解除されてしまった。ラスワネクロの悪夢がよみがえる…!?
「イビルエクスポーザー」でリンゴンをデッキから場に出せる。まあこいつが3コスなので採用するかは微妙なところ。
「グランドリッチ・ヘリオ」は4コスでリアニX。このXは「自分がこのバトル中融合した回数」、つまり0コスで増やせる数値なので、元祖ケリドウェンよりも早くデカいフォロワーを着地させうるポテンシャルを持つ。ヘリオ融合時に墓場+1するのも地味だが良ポイント。

グラエンアッパーの影響で葬送がマジで姿を消した。とはいえネクロの中ではまだ見かける方かな。本来のネクロ使いだけが使ってるという印象。あくまでグラエンが強くなっただけで葬送自体は弱くなってないので、当たったら警戒は怠らないように。

・vsヴァンパイア
追加カードはどれも手札消滅させるものの1ドローが付いている。ハンドレス対策はバッチリですな^^
アンリミ的な強化はほぼなしと言っていいが、それでも引き続き暴れるだろうことが容易に想像できる辺りヤバいクラスだよなあ。

と思っていたら、グラエンアッパーにより直接召喚封じの割合増加や、今を時めくアッパー武装に人が流れたこともあり一気に使用率が低下、今までがウソのように見かけにくくなった。
あくまで環境の変化に押し流されているだけで、デッキの強さ自体は変わっていない点には注意。

・vsビショップ
前述のとおり、友愛による回復強化、フォースによる耐久強化、ペンデュラムによるセラフ強化と注目点が目白押し。
この記事では黄金都市ナーフ解除に焦点を当てているが、一般的にはヤテラントゥナーフ解除の方が注目されているか。

アディショナル後は環境の変化のおかげでペンデュラムセラフが環境クラスの強さであることが発覚。まあ黄金都市は割られたりして安定しないから、ミッション稼ぎせずに除去に専念できるのは強いよね。ただし試験場クルトは向こうより1ターン早くOTKが狙えるのでロックされなければいける。ペンデュラムとグルメ、どっちのウサギが強いか証明しようじゃないか!(なお大抵はプリプリにウサギの出番を取られるもよう)

・vsネメシス
解放禁止のおかげか、なんとカシムローザの枚数制限が解除されてしまった。カシム早期着地によるアグロプランが怖いところ。あとチェイストのナーフ解除がどう響くか。
モノリスホール」でカシムユアン確定とかやる人もいるのかな?ファンファーレ発動しないから微妙か…。
「クレイジードール」は1/1/1でラスワで人形1枚ゲット。「幼き糸使い」より先に出てたら嬉しかっただろうなあ。
余談だがネメシスのリサージェントはアンリミには来てはいけないような効果をしているとのこと。そういう差別化をするんならリサージェントもアリなんかな。


☆まとめ

・「友愛の翼」で序盤の動きをカバー!
・あの「黄金都市」がナーフ解除!融合しないなら有翼を使う時代は終わった
・リサージェントが使えない代わりにアッパーが入り環境激変!?

インフレが仕切り直しになると思えばビヨンドは大歓迎。
まあクルト(及び同様の効果のカード)が刷られる保証はないんですけどね。大分ヘイトも稼いでるし。