まひなおしのみ 〜Pinoのきままな雑記帳〜

「クルトOTKのススメ。」移転先です。その他転鳴エルヴィ配布所などなど

『クルト特化ビショップ』十傑編【シャドウバース】

『クルト特化ビショップ』の概要については最初の記事参照。デッキの回し方については第9弾記事参照。
ここでは第10弾パック「十禍絶傑」の追加で変化したクルト環境について語…りたかったのだが。
まあ記事を見てもらえば分かるだろう。


☆前弾アディショナルの補足
新記事ができなかったことからも分かるとおり、アディショナルカードによる強化はなかった。
…が、その時行われた更新により旗マークで示される「効果」の演出時間が短縮。
結果クルトOTKコンボにかかる時間が大幅に短縮されたのだ!
更新前:(ポーン…ポーン…)クルト「聖神弓!」ルナ「痛い!」クルト「聖神弓!」ルナ「痛い!」…
更新後:(ポーンポーン)クルト「聖神弓!」ルナ「いt「聖神弓!聖神弓!!聖j(ry
こりゃ20点ダメージも納得ですわ。クルト使いは当時その快適さに酔いしれたという…。


☆クルト特化ビショップ向け追加カード
なんと、今弾では「是が非でも入れたい追加カード」はない!
今まで是非入れたいカードが1枚はあったものだが、今弾でついに入れたいカードがなくなってしまったのだ。
結果的に、今弾では「自デッキは強化なしで他デッキが強化される=相対的な弱体化」という形となった。
…逆に言えば「第9弾の時点でデッキが完成している」という意味でもあり、環境スタート時から安定した戦いができるという事。このデッキを気に入ったなら、ぜひ今弾でもクルトを活躍させてほしい。


☆優先度の低い追加カード
・飢餓の輝き
3PPでフォロワーの攻撃力を+4する代わりに、4ダメージ与えられるスペル。
烈火の魔弾と比較すると、進化前に与えるダメージが1多くなる代わりに、進化後に対してはダメージが1少ない。
そして相手に使った場合は、倒しきれないと攻撃力が上がるデメリットをモロに受けてしまうため、「手札が溢れるから倒せないけど撃っておく」ということができないのもデメリットである。
クルトビショップにとっては単体除去カードとして3PPはやや重く、デッキバランスを崩してまで入れるカードかどうかは微妙なところ。だが今弾のカードの中では最有力候補ではある。
他のカードを差し置いてまでこのスペルを採用するその理由は「自分にも撃てるダメージスペル」という点。
自分の盤面にフォロワーを残すと相手の盤面ロックが解けてしまう、という状況を、テミスの半分のPPで解消することができるようになる。
基本的には相手の除去、いざというときは自分だけを除去することで、クルトコンボの発動をより確実なものにできれば採用の価値はあるだろう。

・安息の従者
殴らなかったときのみペガサスとなるフォロワー。一応体力4はあるが、どうせコンボする前に除去されるのがオチ。
潜伏を持たないどころかエンハンスで守護になりやがるので、このデッキにおけるペガサスの代わりにはならない。
仮にPPが少なかったとしても今度はクルトサーチが濁っていただろうなので、素直にエイラや社デッキで活躍させてあげよう。

・フェザーダッシュ
おそらくアミュレットのラストワードで出てきたフォロワーに使うためのカード。よってアミュレットはペガサスだけであるこのデッキでお呼びがかかることはまずない。
クルト進化で4点パンチ!とかできなくもないが、当然守護で止まる。無理にこのカードを入れるぐらいならデモンストライクでも入れた方がいいんじゃないかな。

・安息の使徒
進化権は必要だが、殴らなければ攻撃力が一番高い相手フォロワーを(潜伏でも)破壊できる能力が強味。
殴らないのでこちらの体力は4のままで、必殺まで持っている。相手にとっては除去しづらく、厄介であることは言うまでもない。
進化しなくても必殺は持っているので、とりあえず出しておくだけでも良い。単体除去重視のデッキにするならラカムの代わりに是非採用したい。

・安息の絶傑・マーウィン
実質自分と相手両方をターンスキップするカード。
(正確には「このターンが〇ターン目なら~」系のカードには影響しない)
相手が展開する前にコンボが決められるPPになるのはいいが、そもそもキーカードをサーチして、ペガサスを置いて…と、クルトビショップは元々ターンスキップしていいほど余裕のあるデッキではない
むしろペガサスが溶け、溢れがちな手札がさらに溢れる等、相手に使われた時に困るカード

☆番外編
・真実の信者
アクセラレートで1PPリーダー1回復だって!
素が3PPだからアクセラレートで使えるタイミングは限られるけど、これは是非デッキに入れたいカードだ!
…ああ、このカードがウィッチのカードじゃ無ければなあ。それだとエイラが強すぎるけど


☆十傑環境でのデッキ案

※見辛いが「純心の歌い手」は2枚

前述の通り前弾と同じデッキでもよいのだが、試しに新カードを入れてみてしっくり来たのがこれ。
前記事のデッキと比較すると、
・聖獅子の結晶を飢餓の輝きと入れ替え
・安息の使徒を1枚追加
・その分純心の歌い手を1枚減らして2枚に

聖獅子はやはり2ターン目ぐらいしか出すメリットを感じられないのが微妙。
元々微妙だった除去札を補うためのカードだったので、それが充実してきた今はもういらないかも。
安息の使徒は黄金都市ホーリーメイジピンポイント。他の相手には「必要というほどでもない」のでピン刺しで十分。
純心3枚目は空いたスペースを埋めていた側面もあるので再び2枚体制に戻す。


☆各クラスとの相性
新弾のカードの影響力が強すぎて、今弾特別強化されなかった前弾までのデッキが通用しなくなるという事態に
このクルト特化デッキはもちろん、社ビショップ等もほとんど見かけなくなってしまった(新弾のデッキが強いのでそっちに流れただけとも言えるが)。「デッキの多様化」とは何だったのか
とはいえ、強者同士の間ではなんだかんだ戦えているようなので、ちょっとやそっとのナーフ程度で前のデッキが復活するとも思えないのがなんとも。こちらのインフレに期待するしかないのか…?

・vsエルフ
「茨の森」がローテ落ちしデッキパワーが大分落ちた影響でアンリミにエルフ使いが流れる…かと思いきや、さすがにそこまでの影響はなかった模様。エルフ自体の数が減ったともいう
むしろ「茨の森」も同時に落ちてくれたおかげで、完全にローテ落ちしたニュートラルエルフが大半を占めることがなかったと考えればありがたい存在。まあ結局アグロやリノに轢かれるんですけどね。

・vsロイヤル
「簒奪の使徒」の影響でコントロールが強化。
今弾の影響で単純なアグロでは勝ち辛くなったようで、たまーに見かける程度に収まった。
とはいえ、「盤面維持できるようなフォロワーを並べてくる」のはクルトビショップでは結局しんどいので、あまり安定しない相手であることに変わりはない。
ローランを全然見かけなくなったのも辛いところ。

・vsウィッチ
マナリアウィッチが強化。ウィッチなのにフォロワーをバンバン出してくる様はドロシーウィッチを髣髴とさせる。そのドロシーウィッチも現状で十分ヤバいのだが
「マナリアの知識」が1枚制限を受けている代わりに、アンリミではオズがいる。「アンの大魔法」を1コス(オズ込みでも6コス)で放ってくる様はまさに悪夢と言えよう。
フォロワーをろくに置かないことでマナリアの魔弾やグランドスピアの打ち所を無くせるのはこちらの有利な点なので、相手のフォロワー展開力がそれほどでもないことを祈ろう。(マナリアの秘術は素で顔面に撃てる)
「真実の宣告」はでっかいガーディアンゴーレムが出た時だけ厄介。回復が大きくなってくれるとこっちとしては大助かり。処理に手間取っているとあっという間にギガキマターンになるので注意。
また、現時点でのローテでは土(秘術)ウィッチ用のカードが枯渇している関係上、アンリミで土ウィッチを見かける頻度は高いかもしれない。

・vsドラゴン
侮蔑系カードでカードをガンガン引いてくる。手札の枯渇はないものと思っていいだろう。
除去札寄りの受け身デッキが増えてきているのはこちらとしてはいい傾向か。
と思いきや、ガルミーユで顔面まで3点を飛ばし、使途飢餓は言うまでもなくヤバい。除去だけでなくしっかり殴ってくる以上やはり辛い相手なのだろうか…。

・vsネクロマンサー
天敵のグレモリーは1枚制限を食らったが、それでも能力そのままで1枚は出せるしヘクターもそのまま。
さらに「冥界の番犬・ケルベロス」による展開力はアンリミでももちろん脅威。「イビルコフィン」も進化時能力を考えると放置できない。
おまけにニュートラル版ヘクターともいえる「飢餓の絶傑・ギルネリーゼ」が追加されてもうお手上げ状態。「邪魂の流出」まで入ってることはアンリミではなさそうだが。
追い打ちとばかりに「沈黙の絶傑・ルルナイ」の「スペルコスト+3」能力。幸いにもこちらは効果が受動的なので採用デッキは少ないようだ。

・vsヴァンパイア
自傷ダメージ回数系のカードが強すぎてナーフ要望が高くなってしまっていた。
強力な効果が得られる代わりのデメリットであるはずの自傷ダメージをメリットにされたらそりゃ強いわな
除去だけでなくしっかりフォロワーを展開してくるので、もちろんこのデッキでも辛かった。
上振れはものすごいのだが事故った時の弱さが痛手となり、他の安定して強いデッキに人が流れ込むことに。こんだけ強いのにナーフされないかもしれない…だと!?
実際新勢力の中ではまだ勝機がある方だったりする。「これ以上点は伸びない」と相手が油断したところで早めのコンボを狙え。

・vsビショップ
今アンリミで注目されているのは「黄金都市」デッキ。
「祈りの燭台」と違って確実に出せる上1ターン早いので、ローテ落ちした強力なアミュレット群が怒涛の勢いで襲い掛かってくることとなる。
これが除去札だけならよかったのだが、当然獣姫などのフォロワー系アミュレットを出してくる。これを処理などとてもしていられない。
熾天使の剣」で破壊しても、相手もそれを想定しているのでデッキに1枚だけという人は少ないようだ。もっと言えば場が狭くなってでも強力なので2枚出して来たりもする。
逆に除去札中心なら勝てると思いきや、「ホーリーメイジ」が今までの鬱憤を晴らすがごとくみるみるうちにデカくなっていく様を拝めるようになってしまった。
潜伏である彼女をとれる手段がテミスしかないのは辛いので、「安息の使徒」や「神罰」といった対策カードを入れる必要があるかも。

・vsネメシス
リーシェナデッキは、フォロワーをあまり置かずフィニッシャーも除去される前にとどめを刺せるこのデッキなら相性がいい方。最悪『黒』を出されても1ターンならセーフなのは強味。
…というのはリーシェナ特化の場合。ちゃんとオーキス等フィニッシャーも用意してたり、アーティファクトと両立して盤面展開も欠かせない型だとリーシェナ以外の部分でやられる。後者の場合扱いが難しいらしいので、使い手=上級者となれば強いのも納得か。
『白黒』はともかくリーシェナ自身が取れずにちまちま削られることも少なくない。進化権が触れるうちに倒しておきたいところ。
後は、リーシェナの存在でペガサスにちょっかいを出される機会が増えることも問題といえる。このデッキがどれだけ流行るかがクルトOTKの今後を分けるだろう。


☆まとめ
・前弾アディショナル実装時にコンボ演出が高速化!
・だが今弾の強化要素はほぼなし
・新勢力は次元が違うやつばかり。事故ればいける分ヴァンプの方がマシかも(狂気)

正直今弾は環境が安定するまでかなり時間がかかると思われる…その隙を射抜け。