まひなおしのみ 〜Pinoのきままな雑記帳〜

「クルトOTKのススメ。」移転先です。その他転鳴エルヴィ配布所などなど

『クルト特化ビショップ』光闇アディショナル編【シャドウバース】

『クルト特化ビショップ』の概要については最初の記事、デッキの回し方については第7弾記事参照。
ここでは第8.5弾パック「起源の光、終焉の闇のアディショナルカード」の追加で変化したクルト環境について語る。
(アディショナルカード以外の第8弾パックのカードについては前記事参照)


☆今回のビショップアディショナルカード
・オケアノス
ついに1PPでリーダーを回復できるスペル「慈愛の雫」が登場!
さすがに直接デッキに入れられるわけではなく、この「オケアノス」を出すことで手札に加えられるカードの一つである。
「清浄の僧侶」と違い4PPで1枚、PP的にも手札溢れ的にもこのデッキのテンポをほとんど崩すことなく出すことができるというのが魅力。
またサーチカードではないので、デッキ内の回復スペルを引く確率を下げることもない。クルトビショップにとって期待のホープとなることだろう。
何より雫使用時にもボイスがあるのがかわいい

 


・詠唱:白牙の神殿
ターン終了時にリーダーを1回復する、すなわちペガサスの代わりになりそうなアミュレット。
PPも3とペガサスと同じ、カウントダウンもあるのでプリプリでもサーチ可能…とここまでは上出来。
だが、このカードには(このデッキにおいてのみ)致命的な欠陥となる要素が存在する
それは『「自分のリーダーか自分のフォロワー(または両方)を回復させる」能力が働くたび、このアミュレットのカウントダウンを1進める。』という一文である。
カウントダウン8なのでこのカードだけなら実質4、つまりペガサスと同等なのだが、他のカードと合わさった時にこのカードはみるみる溶けていく。
例えばペガサスが2枚ある状態で白牙を出す。するとターン終了時3度回復するのでカウントダウンが3進む、次の自分のターン開始時に普通のカウントダウンで1進み、この時点で既にカウントダウン4である。
ここでクルトコンボが打てなければ次ターン開始時には割れてしまうし、ここで打つにしても回復スペルで2減り、ペガサスでさらに2減り…と、白牙の回復が働く前にカウントダウンが進む仕様だとしたらクルトコンボが決まる前に割れてしまうことになる。
幸いそんなことはなかったので無事コンボは決められるのでご安心を
ペガサス白牙ともどもリーダー回復効果が先に働き、その後白牙のカウントダウン進行とクルトのダメージ効果が交互に回数分働く、3回目は先に白牙が割れ中身が出てからクルトの効果が働く
(ここの実験結果を知らせたいがために今回は実装直後に記事更新しました)
とはいえ、ペガサス3枚と比べずとも安定性に欠けることは確か。天球とどちらかを入れることになるだろう。
入れるとしても2枚以上は絶対に入れないこと。2つ並べたら回復スペルを撃ち終わった時点で割れてしまうためだ。

ツタンカーメン
クルトビショップと全く関係ない能力なので省略。

今回ビショップに追加されたカードはニュートラル含め以上3枚。
全体でクラスカード2枚ずつ+ニュートラル1枚の計17枚が追加された。


☆光闇アディショナル環境でのデッキ案
オケアノスを3積みしたいところだが、そうすると4PPのカードが多すぎて出すタイミングを失いやすくなる。
そこで回復スペルの入手確率をアップさせた分ペガサスの重要度が緩和されたということで、ウリエルを1枚減らす。4PP攻撃力3の枠としてもオケアノスが引き継げる。
オケアノスを入れるならここまでは確定なのだが、これ以上の調整については複数案がある。それだけ選択肢が増えたといえば嬉しいところではあるが…。

・パターン1

※見辛いが「純心の歌い手」は2枚
オケアノスは2枚で我慢。元々最後に追加した3枚目の純心を抜いて調整完了。
当記事公開時の初期案。デッキとしてのゆがみは少ないはず。

・パターン2

※見辛いが「純心の歌い手」は3枚
やっぱりオケアノスは3積みしたい!ということで思い切って堕天を抜く。
1体をほぼ無力化するカードがなくなるのは痛いが、元々撃つ場面としては少なかったし、撃ってもリアニメイトネクロを止められるわけでもなかったのでそこまで損害はないかと。
全体除去であるテミスよりは堕天の方が抜いても支障は出ないだろう。
現状はこのデッキが一番有力。堕天が必要な環境になったら他のデッキを試すといいだろう。

・パターン3

※見辛いが「純心の歌い手」は3枚
オケアノス3積みもしたいけど堕天も外したくない!となれば外せるのはこれぐらいか。
指輪を2枚に減らし、天球を無くす。これで堕天を残しつつオケアノスを3積みできる。
天球を抜くのはウィッチの虹の輝きの対象になるデメリットが気になるからで、天球を抜きたくないなら代わりに3枚目の純心を抜いてもいい。
指輪も指輪で後攻時に手札が溢れるのを防ぐ役割以外はそこまで強いカードではないので2積みでもいいかなーといった感じ。

・パターン4

※前記事と同じ画像、見辛いが「純心の歌い手」は3枚
前記事の時点で十分安定していたのでオケアノスを諦めて変更なし、というのも十分考えられる。
やっぱりウリエル3積みじゃないと安定しない気がする、という人はこれで。

白牙は事前情報の時点で扱いづらそうと思っていたので今回は見送り。星導の天球儀が安定していることは分かっているので、今のところオススメできるのは天球。


鳳凰なしで7ターンOTKが可能に!?
一応以前から「財宝の地図」で「鳳凰の庭園」を引いてくれば6ターンOTKまで可能だったが、今回「オケアノス」の追加で地図なしでも7ターンOTKなら可能となった。
確かに「可能な限り早いターンでOTKを決めたい」と最初の記事では書いたが、この手順を見ると現実的ではないことがわかるだろう。

4ターン目:「オケアノス」を出し「慈愛の雫」を入手
5ターン目:ここでペガサスを1枚出す(残りPP2なのでサーチカードは出せない
6ターン目:ペガサス2枚出す
7ターン目:クルトx2→雫→聖水or福音で20点OTK成立
(8ターン目:5ターン目に天球を出すとここで割れる)

つまりサーチカードが出せるターンは3ターン目の1回のみ。おまけに天球も2ターン目までに出さないとクルトが場に出せなくなる。
その条件で4ターン目までにオケアノス1枚、5ターン目までにペガサス1枚、6ターン目にペガサス3枚を引ききり、7ターン目にはクルト2枚と聖水or福音が手札に1枚ないといけない。正直無理

それよりはオケアノスのおかげでペガサスが2枚しか置けてなくても9ターンOTKが可能になったことの方が重要。
さらにペガサスが1枚しかなくても、オケアノスが2回出せていれば10PP20点OTKが可能に。
このように耐えられればまだまだ勝負をひっくり返せるようになったので、無理にペガサスを早置きせず確実にクルトOTKを決めることを考えよう。
またテンプレムーブにも変更あり。ペガサスを無理に3枚引く必要がなくなりクルト2枚引けないことの方が辛くなったため、「ペガサスクルトを1枚も引いておらず、純心もない状態ではミニゴブよりもプリプリを先に出すべき」となった。


☆アディショナルカードによる他デッキへの影響

・vsエルフ
アグロデッキでは「歴戦の鷹匠」が採用される可能性あり。手札を減らさず疾走が出てくるので、今まで以上に後攻ハンプティの重要度が上がるだろう。

・vsロイヤル
スパルタクス」を生かしたデッキが普通に強い。
デッキアウトを狙わなくても確定サーチせずとも、兵士フォロワーを2枚手札に加えてる時点で強い。
何とかOTKコンボを狙えればいいのだが…テミスはほぼ必須か。

・vsウィッチ
バーゼントの方は使い手がいないでもないが、PP帯的に特に影響なし。
ファウストの方は…うん…クルトOTKにとっては除去しきれず脅威になりえるだろうけど…ね。

・vsドラゴン
「銀氷のドラゴニュート・フィルレイン」は割とどのデッキでも入っている万能カードだが、クルトOTKデッキにとっては進化したフォロワーが簡単に除去されるぐらいでそこまで問題にはならない。
脅威なのは「竜鎧の戦士」の方。PPブーストのせいで8PPでも平然と出してくるのが7/7守護という絶望。無論除去しても平然と2枚目を出してくる。

・vsネクロマンサー
「幽霊支配人・アーカス」の影響で多少アグロムーブ可能なデッキが増えたか。
とはいえ相手としてはアーカスが出せるまで耐えるデッキを組んでいるはずなので、クルトOTKにとってはそこまで問題にはならないはずである。

・vsヴァンパイア
元々超不利なので、逆に影響なし(?)

・vsビショップ
「詠唱:白牙の神殿」は解禁当初こそ少なかったものの、6月下旬には社ビショップのお供として当たり前のように出てくるように。
アンリミテッドではペガサスも出てくるわけで、4ターン目に社を出されて絶望を味わうデッキは少なくない…このクルトOTKデッキもその一つであることが悔しい。
ツタンカーメン」は除去が難しく、次ターンにはアンリエットで2回攻撃してくるので厄介。

・vsネメシス
ネタにすらならないと思われていた「魔導電磁サイ」だったが、実際のところはなかなかロマンのあるデッキが生まれたもよう。
「生命の量産」がうまく決まれば10点サイをバンバン出されてしまう。幸い疾走ではないので8ターンOTKさえ決められれば問題ない。
一方「心無き決闘」は今のところ微妙という評価に。そりゃ今までもアーティファクトバンバン引いて盤面取ってきたしなあ。もし使われたとしてもフォロワーをろくに出さないこちら側にはさほど影響ないだろう。

・オケアノス
「慈愛の雫」を生かしやすいビショップ相手なら見かけるかも。現にクルトOTKデッキでは大活躍。
あるいは手札を減らさないフォロワーとしてニュートラルエルフに採用される…のだろうか?


☆まとめ
・期待のホープ「オケアノス」!入手しやすくなった回復スペルを使いこなせ!
・詠唱:白牙の神殿はペガサスよりも溶けやすい!?
・理論上は7ターンOTKも可能だが現実的ではない!ロマンとギャンブルは別物だぞ

「今弾ではほとんど強化されなかった」と前記事で言っていたが、まさかアディショナルカードとして強化カードが用意されていたとは…(多分社のためのカードだろうけど)


☆今後のアディショナルカードについて
今回のようにクルトビショップに味方として影響のあるカードが登場した場合は別記事を作る。
そうではない場合、クルトビショップにとって天敵となるデッキがあったとしてもアディショナル前の記事に追記する形で紹介する。
またアディショナルカードではなくナーフであっても、味方として大きな影響がある場合は別記事を作るかもしれない。