まひなおしのみ 〜Pinoのきままな雑記帳〜

「クルトOTKのススメ。」移転先です。その他転鳴エルヴィ配布所などなど

『クルト特化ビショップ』極天アディショナル編【シャドウバース】

『クルト特化ビショップ』の概要については最初の記事参照。現在のデッキの回し方については第25弾、実現型のデッキの回し方については第15.5弾記事参照。
ここでは第25.5弾パック「極天竜鳴」のアディショナルカード追加で変化したクルト環境について語る。

☆ビショップ追加アディショナルカード
今弾はニュートラルにもレジェンドカードが追加され、ビショップが使える追加カードは計4枚となった。うちクルト向きカードは1枚のみ。

 

・道標の御使い(ゴールド)

最初期のビショップを支えたカード「レディアンスエンジェル」がまさかのリメイク。5/3/5でリーダーに「悠久の絶望」と類似した効果を与える。違いとしては回復量が2ではなく1だが、代わりにフォロワーが攻撃済みでも効果が発動する。3回で効果が切れる点は同じ。
ビショップミラーになった時など、コストが高い代わりに4枚目以降の悠久の絶望として使えるほか、1コスで自リーダーを回復できるアクセラ持ちなのでクルトパーツにもなる便利な札。回復量は1と微妙だが、リーダーの体力最大値も+1してくれるのでそっちが本体。手札に余裕があれば使っておいて相手のリーサルをずらすのも悪くない。

 

クルト向きではないがスカルフェインも強力。アミュレット軸で戦うことになった際にはお世話になるかも?


☆極天アディショナル環境でのデッキ案

共鳴ネメシスに制裁が下りながらも、環境の多様化に伴ってリーサル高速化がおさまりつつある状況。そのおかげか、銅ミニゴブを出すという大きな隙をさらしても十分クルトOTKが決められるというケースが増えてきた。そこで「やっぱりクルト確定サーチあってこそのクルトOTKデッキだよな」ということで、銅ミニゴブを再雇用したデッキがこちら。

「天使の恩寵」が思っていた以上に強かったので3積みに変更。ドロソが増えたので手札ダブりを抑えるためにミニゴブは2枚にとどめておく。
そして2コスが減らした代わりにマーウィン再雇用。これで守護裏ビクブレや骸展開に対処できるようになる。一方で一発高打点はホズミエルフぐらいしかメジャーなデッキがないので安息は不採用のまま。これでも筆者初のグラマス到達を果たしたデッキなので、安息抜きでも意外と支障は少ないだろう。せっかくの安息不採用なので天球儀で悠久確定サーチできるようにしている。
アミュレットに撃つ機会はほぼなくなったものの、除去or弱体化カードとして不器用は有用。ジャスティー融合用カードも兼ねて3積みし、博愛が抜けた分は休息2枚再雇用で補う。

そしてジャーニーの枠が道標に。1ターン目にドローできる確率は減ったものの、進化権を気にせず回復できる点はさすがにこちらが勝る。いざというときのドロソにもなりうるので、今のところは入れてよかったかな。


☆各クラスの動き

・vsエルフ
安息を入れてないので、一般的な回復ビショとは真逆でホズミエルフに勝つのはほぼ無理。それでも入れていないのはエルフ自体をまず見かけないからに他ならない。より数を減らしているがロキサスも同様。ごくまれに相手が見えない安息にため息をつきながらリタイヤしてくれることも…。
アディショナルで追加された新カーバンクルを生かしたラティカデッキも確立。こちらは安息をも貫通できる可能性を持つヤバい火力を持つ一方、最速7ターン起動(ラミエル込みなら後攻6ターン)な上、そのまま確実にOTKまで持ち込めるとも限らないのでこのデッキ的には逆に勝てる見込みが高まるありがたいデッキと言える。


・vsロイヤル
環境上旬~中旬に流行った神速OTK&連携ハイブリット型であれば、闘技場を雷神で割ってベレロフォンするだけの簡単なお仕事だったのだが、最近流行っているのはタケツミでベレロを無効化しつつ守護裏にビクブレを隠す動きがしやすいデッキ。これに対処するにはどうしてもマーウィンの力が必要となる。せっかくベレロフォンのおかげで雑兵を薙ぎ払える元有利対面なのだから、マーウィン採用で勝ちをもぎ取りたいところ。
一方でかつてのこちらにとってしんどかったアグロロイヤルは絶滅したといっていいだろう。デイリー仕様変更で無理にロイヤル使う必要なくなったもんね。

・vsウィッチ
超越は数を減らしながらもいまだに強敵。あちらが事故ってこちらがぶん回れば6ターン目に勝てる、というレベル。
その一方で土も強敵。ノノ融合やドロソになる土を生かして早期ターンにオリゴで土を割り、スタック7消費を3・4ターン目に達成させてしまうというとんでもない構成が爆誕。これを決められてしまってはスぺちゃん祭りで体力があっという間に溶けてしまうことだろう。幸いノノ素置きをしてくる相手が減ってきているのは逆にありがたいところ。ぶん回らなければ超越よりは勝てる。
そしてアディ追加カード「ブレードレイン」などを生かしてスペブ0コス疾走要員にバフを乗せまくるアンリミ流ユキシマデッキが登場。まあ安息採用理由になるほど流行ってはなさそう。

 

・vsドラゴン
強力な庭園デッキが確立されたことでエルフよりも見かけるようになった。アンリミドラゴンにとっては大きな進歩。
こちらは以前よりも庭園素置きされたときにカウンターOTKを決めやすいデッキ編成になっているのでやや有利か。安息がないのでゾーイを置かれたらその時点で負け。ほーちゃん経由の場合は相手がゾーイを引く前に雷神で叩き割れたらいいな。


・vsネクロマンサー
ドロソが豊富になったことで、「お前らまだ骸確定サーチしてんの?ドロソ積んでフラグラ入れた方がつえーぞ」というプナイ抜き骸が流行の兆し。こちらはマーウィンがいるおかげで対抗可能だが、疾走やインパルスで猛攻を仕掛けられると負けも十分あり得るので油断しないように。一方ララテイカーはマーウィンでは無理。相手が間に合わないのを祈るしかない。
そしてアディショナルで追加された新モルディカイを軸にしたデッキも登場。モルディカイを出しまくってクルトリーサル条件を厳しくしてくる上、とどめの暴食は安息なしにはとても耐えられない。従来の葬送ネクロでも4枚目以降のデスタイラントとなるため、これが環境上位に行くほど流行すれば安息採用もやむなしといったところか。ただ現状はハンドレス超越回復で大体占められているのでまだ大丈夫。

・vsヴァンパイア
多くはハンドレス、そこそこ狂乱、稀に背徳といったところ…あれ、モノ強化されたんじゃなかったっけ?
ハンドレス対面はベレロフォン展開ができれば耐えてクルトの流れが可能。ただベレロだけでなく悠久や恩寵がどれだけ引けるかにもかかっている。よってヴァンプ対面ではクルトは流してベレロ悠久優先キープした方がよさそう。余裕があれば1コス回復を惜しみなく使って相手の超火力に備えよう。
そして狂乱なのだが、現状のデッキは回復力を落として火力重視にしている傾向あり。自傷込みで4ターンクルトリーサルなんてこともままある。むしろ下手に除去するとヴァンピィちゃんのけんぞくぅに殴り飛ばされる恐れあり。


・vsビショップ
ハンドレスに強いこともあり回復ビショが大半。もちろん安息入りがほとんどなんだろうが、ミラーで出してくる人はそこそこ。安息下でのベレロをとるにはマーウィンが必要なので、できれば空撃ちにとどめてくれるとこちらとしては助かるか。
清浄入りもいるが、清浄に回復札を使うあまりクルトリーサル圏外まで回復を使ってしまう相手もしばしば(いやまあただクルト引けてないだけなんだろうけど)。そういう相手により早く聖神弓をぶつけてやることがこのデッキの真骨頂。とはいえぶん回った相手に5,6ターンクルトを決められることも珍しくはない。
最近流行の兆しを見せるガルラ終焉ラピスは、ハンドレス対面が辛いようでそこまでマッチングしない。もし当たった場合は、5,6ターン目に悠久含め何も出さないことで「信仰の一撃」の撃ち先を無くしてリーサルを遅らせることが可能な点は覚えておこう。(ワルブレ持たれてたら負けるんだけどね)

・vsネメシス
解放枚数制限を経てもなお暴れ続けた共鳴。ついにカシム・ローザまでも1枚制限を受け、4種類ものカードが枚数制限を受けた初めてのクラスになってしまった。
これにより大分弱体化したが、実はまだまだ戦えることが判明。とはいえ環境上位に食い込むほどではなくなったため、「強いから使ってた勢」が手放したことで共鳴ネメシスはほとんど見かけなくなった。
今はネメシス使いにとっての定番となった種類AFが一番見かけるか。枚数制限を受けているだけでカードパワー自体はナーフされていないため今でも強敵。ただし環境の影響か旧シオンでバフしてくることは少なくなった。後は(天界無しの)機械ネメシスもアディでのカード追加で注目株。
こちらとしては新シオンによる能力ダメージシャットダウンに注意しながらOTKを決めるのみ。タケツミと違いフォロワーへのダメージは無効化されないのが幸いか。


☆まとめ

・環境の鈍足化で旧ミニゴブが再び採用圏内に!

・ドロソにも回復札にもなりうる道標を生かして勝利を目指せ!

・クルトでとどめを刺したいなら安息不採用もアリ!?

 

「安息もマーウィンも採用」まで行くとクルトOTKにとってノイズになる札が増えてしまうので、だったらもっと耐久に寄せてクルトOTKはサブプラン、となってしまいがち。
「負けが増えてもいいからとにかくクルトOTKを決めたい!」という人は是非安息不採用もご検討を!
…ガチ向けの人でも恩寵の方は結構オススメできるかな。試しに採用してみては?