まひなおしのみ 〜Pinoのきままな雑記帳〜

「クルトOTKのススメ。」移転先です。その他転鳴エルヴィ配布所などなど

『クルト特化ビショップ』アルコロ編【シャドウバース】

『クルト特化ビショップ』の概要については最初の記事参照。今までのデッキの回し方については第14弾記事参照。
ここでは第15弾パック「アルティメットコロシアム」の追加で変化したクルト環境について語…りたかったなあ(´・ω・`)

追記:今弾のアディショナルカードについては、クルトビショップの新機軸と言える戦術を生み出したため別記事にて書かせていただきます。


☆はじめに
【悲報】今弾ではついに「入れてもよさそうなカード」すら追加されませんでした!
一応回復シナジーカードや守護カードがなかったわけではないが、どれも今の洗練されたクルトOTKデッキに入れる余裕はなかったというわけだ。ウィルバートのアクセラが1体でいいから2コスだったらなあ…
そればかりか、今弾ではクルトOTK対策になるカードが多数追加されて厳しいまである。
さすがに何も書くことがないのは寂しいので、今弾では「クルトOTKにとって辛いカード」を紹介しよう。


☆クルトOTKにおいて警戒すべき追加カード
・ペインレスサムライ
ロイヤルのカード。
進化後3/3とスタッツ自体は低めだが、進化したこのフォロワーが場にいる限り「リーダーは効果によるダメージを受けない」という能力を持つ。
おまけに進化せずとも交戦時に「このフォロワーが受けるダメージ0」の能力を持つため、スペルを使わないと排除できないという厄介な存在。
こんなカードがたった2コストで出せてしまうという恐怖。進化時疾走まで付くので様々なデッキに入ってきそうで頭を抱えることになりそうだ。

・聖なる守り手・ユカリ
ビショップのカード。3/2/3。
ユニオンバーストが発動した次のターンは相手リーダーフォロワーともに効果ダメージを受けない。
「自分が進化する度発動ターンが早まる」というユニオンバーストの性質上終盤に出てくる可能性が高く、「ようやくクルトコンボが決められる!」となるタイミングで出されて\(^o^)/オワタになる未来が見える…。
おまけにファンファーレで自リーダー回復というエイラに入りそうな能力持ち。これでTP回復に準ずる能力まであったらと思えばまだマシなんだろうが。

アイギスシールド・アテナ
7/6/7守護。それだけでも除去が困難なのに、ファンファーレで自リーダーと本人以外の自フォロワーすべてに「次に受けるダメージは0になる」を与える。
こんなカードがニュートラルで追加されてしまった。コントロール全般が強力なOTK対策カードを獲得した形となる。
ただ、クルトOTK自体は「次に受けるダメージが0になる」効果に対してそこまで痛手ではないのは不幸中の幸い。長期戦になりそうなら22ダメージ与える気概でコンボカードを揃えよう。もっとも、テミスがないと次のターンを耐えきれそうにないが…。


☆アルコロ環境でのデッキ案(クルト確定サーチ型)

そんなわけで新弾からのめぼしいカードはなし。
ただ前弾と環境が変わったことで採用カードが変化している。

今弾では序盤から横並べをしてくる相手が少なく、下準備をしてから中盤一気に展開してくることが多い。そのため2コスフォロワーを展開して相手に除去させるよりも、相手にフォロワーを出しづらくさせた方がこちらに進化権が渡るまでしのぎ切りやすい。
ということで「聖獅子の結晶」「マシンエンジェル」を抜いて「詠唱:異端審問」「エクセスプリースト」を採用。エクセスは黄金都市なしでは活躍できなかったため、実質これが今弾の新カードと言えるかもしれない?
また、教会ビショップの流行で「熾天使の剣」にまた採用理由ができた。除去札が打てないことが少なくなり手札溢れのリスクが減ったため、思い切って「神秘の指輪」と入れ替えた。


☆各クラスとの相性
アディショナルカード編の記事では別戦術を語っているため、ここでは従来型向けの解説としてアディショナルカードについても扱う。

・vsエルフ
最初に言っておくと、新機軸の守人エルフとの相性はそれほど悪くない。守人のプレイ数を稼ぐ関係上序盤の展開はそれほど厳しくないためだ。しかし守人エルフ自体がアンリミ環境ではインフレに追いつけていない…と思っていたが、アディショナル後に何回か当たり見事に殴り飛ばされた。守人のプレイ回数が6回以上になってもクルトが出せなかったら負けと思え。

結局前弾より強くなったアマツエルフに当たることがほとんど。アマツ確定サーチ型でもそうでなくても辛い。
また、自然カードやスピリットシャインを使って『初代の方の』リノを使うデッキも登場。
正直この2つはどうしようもないので今弾では即リタ安定。無念。

一応プライマルギガントでフィニッシュを狙うエルフならばクルトOTKを狙う余地は十分にあるといえる。無論ギガントを出される前にパーツを揃えなくては負けだが。

・vsロイヤル
今弾の対ロイヤルはなんと言っても「ペインレスサムライ」の対策に尽きる
ペインレスに「星の鎧」を着せることによって対象選択不可になり、こちらはテミスぐらいでしかまともに対処できなくなってしまうのが辛い。
だが相手視点から見るとペインレスにはエンハンス5があるせいで、4ターン目以外は「星の鎧」と合わせるのが難しくなる。ここを狙って先攻4ターン目(後攻3ターン目)に異端審問かエクセスを置ければ、相手は渋い顔をすること間違いなし。
また、無効化するのはあくまで効果ダメージなので、相手が除去し損ねたフォロワーでフェイスを削ることはできる。ガンガン進化権を切って相手に防戦一方させることができれば、後はペインレスをテミスで片づけてクルトで削るだけ。…「だけ」というほど簡単ではないが、事前情報で絶望したほど勝てない相手ではない、むしろアマツや式神と比べれば戦いたい相手まである。
ペインレスが主役ではない「進化ロイヤル」の方でもいえることだが、今弾のロイヤル新機軸は序盤にたくさんフォロワーを置いてくることがまずないため、むしろアグロロイヤルより戦いやすかったりする。それゆえにペインレスを除去できずに負ける試合は(勝てない相手ではないので)悔しいわけだが。

・vsウィッチ
ただでさえ厳しかったスペブ疾走ウィッチが、式神やキョウカの追加でさらに暴れまわることとなる。
従来通り狂信者で暴れるものはもちろん、スペブの勢いがすごいので純式神でも十分脅威で、挙句の果てにはクオンを出しつつ超越してくるなどもはややりたい放題。
クラシカルソーサラーで守護を出しつつ進化後キョウカを守る動きも強烈。正直今式神ウィッチを使っている人はまず事故らないので即リタ安定。
前弾以上に他タイプのウィッチとは当たらないが、魔道具にしてもアディショナルで強化された土にしてもコンボを決める前にやられてしまうことだろう。やっぱり即リタ安定。

・vsドラゴン
今弾で順当に強化されている…はずだが、どうも傾向は前弾と変わっていない。
新しいことと言えばせいぜいガリュウででっかい竜を出してくるぐらい。
環境のおかげかフェイスドラゴンをほぼ見かけないのはありがたいか。

・vsネクロマンサー
いわゆる「妖怪ネクロ」は展開こそ早くないものの警戒は必要。
うっかりデカい守護を出すとギンセツの餌にされてしまうため、後攻8ターン目以降はうかつに出さないように。
また、百鬼夜行やチャットなどのおかげか、ようやくララを利用したコンボが出回ってきた。対策はしようがないものの頭には入れておこう。
とはいえ、ヘクターフィニッシュ軸が減ってくれたので戦いやすい相手にはなってくれた。こちらの体力に気を配りつつキーカードを集めていこう。

・vsヴァンパイア
あの厄介な自傷ヴァンプが、序盤中盤の隙を減らせる便利なカードを手に入れ再び流行し始めた。盤面有利をとるカードという印象でアグロ気質からは遠のいたものの、闇蝙蝠が再度採用されるようになったので結局猶予はあまりない。今まで通り相手の体力が削れている隙を狙ってクルトを飛ばす形になるだろう。

・vsビショップ
エイラは相変わらず脅威だが、最近はあまり見かけなくなった。結局ユカリもほとんど見かけず。
代わりに流行っているのが教会ビショップ。新カード「セイントグリフォン」によってサーチ即出しができるようになったためだ。ムニャールなど他に入れたいカードがあるため確定サーチではないようだが、それでも出された時点で負け濃厚なのは確か。教会自体が1PPなので頑張って破壊してもすぐ出されるというオチになりがちで、「教会が出されないことを祈る」ぐらいしか勝機がないのが辛いところだ。
一方の新機軸守護ビショップは、ウィルバートを出されてもその頃には交戦によって相手を除去する機会が少ないので、守護を突破しなければならないような他のデッキに比べるとクルトOTKは有利…と言えなくもない。
アディショナルカードの「崇拝の実現」については別記事で語っているとおり。基本的に使われた後はとんでもないコンボが飛んでくることが目に見えているので、「天狐の社」など増えたらまずそうなカードを置かせたら優先して除去したいところ。

・vsネメシス
新機軸の闘技場ネメシスは「重力の柔術士」が処理できないと大変なことになる…はずだが、扱いが今までのネメシス以上に難しいためか低ランク帯ではほぼ見かけない。
結局今までどおりアーティファクトシオンネメシスに苦しめられることとなるだろう。


☆まとめ
・今弾はクルトOTKの強化となるカードは「全くなし」!
・それどころかクルトOTK対策になりうるカードが多数追加!
・ターン稼ぎできる手段を確保できるかが勝利の鍵か?異端審問やエクセスを駆使せよ!

今弾は逆風がかなり強いため、クルト愛が試されるシーズンとなりそうだ。