まひなおしのみ 〜Pinoのきままな雑記帳〜

「クルトOTKのススメ。」移転先です。その他転鳴エルヴィ配布所などなど

『クルト特化ビショップ』星神編【シャドウバース】

『クルト特化ビショップ』の概要については最初の記事参照。
ここでは第6弾パック「星神の伝説」の追加で変化したクルト環境について語る。
(筆者は相変わらずA0でぬくぬくやってるので、あくまで参考程度にどうぞ)

 



☆クルトがナーフ!?
なんと、クルトの効果ダメージ発動時にとばす矢の本数が1本に減らされてしまった!
いやー、守護無視して20点ダメージとか強すぎだから仕方ないよなーw
…という冗談は置いといて、エフェクトの変更だけで実際の効果ダメージ数は変わっていないのでご安心を。
あの「タカタッ!タン!」というSEが「タン!」に変わったのは寂しい気もするが、その分試合決着までの時間が短縮されているので相手へのヘイトを減らせるのは強化点と言えなくもない。
…えっ、クルトより先に「ベビーエルフ・メイ」や「エンジェルスナイプ」の方で知ったって?はて、なんのことやら

 



☆クルト特化ビショップ向け追加カード
・神秘の指輪
パック解禁直前まで公式サイトのカード紹介に載っていなかったスペル。
「今回はめぼしい強化なかったな」という感想を1枚でひっくり返した。
その効果はなんと「試合中に1枚だけマリガンする」というもの。
1PP1ドローというのももちろん嬉しいが、なにより「手札のカード1枚をデッキに戻す(※)」というのがでかい。
(※正確には「対象のカードを消滅させ、同名のカードを1枚デッキに加える」。つまり「鏡の世界」などの効果は失われる)
つまりスペル使用+効果でカード消滅+1ドローで手札枚数が1枚減るのである。
これによりカードを引きすぎて手札が焼けるのを防ぐことが出来る。クルトビショップでなくてもこれをありがたいと思うデッキも少なくないだろう。
当然このカードは3積み。「光の道筋」よりも優先度は高い。「光の道筋」「鏡の世界」と合わせて9枚1ドロースペルを入れることも出来るが、現環境では厳しいかも。

・星導の天球儀
新たなペガサスサーチカード。しかも1PPで出せる!ただしこのカード自体もアミュレットというオチがつく。
とはいえ1枚ぐらいなら入れてもさほど支障はなく、むしろラストワードの1ドローで8ターン目にキーカードを揃え易くなるのは魅力。
カウントダウン3なので5ターン目までに出せれば8ターンOTKの邪魔にならない。逆に早く出しすぎると手札が溢れかねないので、出すなら4・5ターン目推奨。

・純心の歌い手
ファンファーレで1ドロー、ラストワードでも1ドローで計2ドローするフォロワー。
クルトサーチに引っかからず出せる中では最安値である3PPなのも喜ばしいところ。
当然ながら適当に出すだけでは手札を溢れさせてしまう。こちらの都合としては1ドローでいいのだが…。
「神秘の指輪」を使って手札を減らすのが理想だが、そう都合よく引けるものでもない。出すのは最後の手段にしよう。
またドロー能力が強力な分ステータスは1/2と低め。進化してもたいした火力を出せない点も注意。

・アイギーナ
ついに現れたクルトの天敵。現環境では全くと言っていいほど見かけないのは幸いか。
一方クルト側に引き込めば能力のおかげで擬似的に守護の役割を担ってくれる。他のフォロワーを攻撃される代わりにリーダーへのスペルダメージを軽減できるぞ。
「ホワイトタイガー」同様体力は2しかないが、その分攻撃力は3と高め。
リザードマン」の場合進化しても攻撃力が上がらない点が問題だっただけで、進化して相手を除去するのに役立つので体力の低さはそれほど気にならない。
入れる際は「ホワイトタイガー」だけでなく「邪悪なる予言者・ダムス」とも比較すること。ダムスは相手を道連れに出来るが、リーサル時に擬似守護として機能しなくなる。

☆環境変化の影響を受けたカード
・ハンプティダンプティ
別段現環境の他のデッキで使われているわけではないが、ここで紹介してなかったので今採り上げる。
1・2ターン目にフォロワーを出されなくても大量のフォロワーを展開されやすくなったのでその対策として採用圏内になった。
進化すればお互いのフォロワー全体に3ダメージ。「エンシェントレオスピリット」より1PP少なく、1ダメージ多い。テミスを撃てるようになるまでの繋ぎとして優秀だ。
元からサーチ用のフォロワーぐらいしか出さないため味方フォロワーを巻き込む点はそれほど問題はないのだが、自分自身も巻き込むので進化後の突進が出来ないのはマイナス。
要するに体力4以上のフォロワーは(例えそいつしかいなくても)除去できない。今までの除去フォロワーと比較した上で採用しよう。

☆役立ちそうでクルト特化には合わない追加カード
・焼けた鉄靴
念願の2PP3ダメージスp…アミュレットじゃねーか!

・星の奔流
ペガサスが溶けるので入れるなら「エンジェルバレッジ」を入れよう。
それでも1ダメージでは除去しきれないことの方が多い。

・スタープリーステス
一応ペガサスを復活できるのは魅力だが、6PPでは重すぎる。「清浄の僧侶」ほどの恩恵を受けられないのでこっち側。
ラストワードを発動させない代わりにPP低めだったら採用できたかもしれないが、そんなカードが今後登場するとは思えない。


☆星神環境でのデッキ案

※見辛いが「純心の歌い手」「烈火の魔弾」は2枚

前記事のデッキと比較すると、
・鏡の世界を神秘の指輪、清浄の僧侶を星導の天球儀に
・守護を0枚に
・代わりに純心の歌い手とハンプティダンプティを2枚ずつ追加

守護を1体出した程度では対処できないと判断。代わりにハンプティダンプティで除去を図る。…が、そこまで役立ってないような気もする
何より1PPで行動できるようになったのがデカい。2ドローカードも採用しやすくなったことでキーカードを揃えやすくなったので清浄の僧侶はリストラ。
無論うっかり手札を溢れさせやすくなったのも事実。そこは個々の判断で別のカードと差し替えよう。
(ちなみに筆者は「光の道筋」の代わりに「鏡の世界」を採用している。ティナのダメージ増加より相手へのミスリードを誘うメリットの方が大きいと思ったため)


☆各クラスとの相性
パック解禁月こそアグロ地獄だったものの、ナーフ後はアグロ対策デッキも増えてきた模様。今後も同じような推移でクルトビショップの使い勝手が変わるのだろう。
フォロワーを展開してくるようなデッキ相手には進化権をいち早く使える後攻を、逆にフォロワーを大して出さずコンボを決めるデッキにはOTKコンボが早く出せる先攻を取れると有利。

・vsエルフ
「妖精の調べ」でアグロエルフが強化されたことでたびたび見かけるように。
序盤は除去に徹し、ペガサスを出す段階で攻撃力1のフォロワーで相手の場が埋まってくれれば勝利がグンと近づく。
リノエルフ相手も除去カードを手札に抱えるので必死なので、7ターンOTKに間に合わないことも少なくない。そうなればこちらのチャンスだ。
数を減らしてはいるが、デッキが洗練されたニュートラルエルフに対してはもはや勝ち目がない。相手が「ビューティ&ビースト」を出せなければ間に合うが…その機会はほとんど来ないだろう。

・vsロイヤル
相変わらず基本アグロであるこのクラス相手はどうしようもない。1ターン目にフォロワーを出された時点でリタイアしていいだろう。
…と思いきや、序盤は除去に徹して中盤以降に強力な指揮官を出すタイプのデッキを再び見かけるように。
「援護射撃」1枚だけなら耐え切れるので、8ターン目に間に合えば十分勝てるが、1回はテミスを撃つ必要があるかも。

・vsウィッチ
超越ウィッチは8ターン超越も仕掛けられるほどスペルブーストしやすくなっている。
以前より余裕はなくなったが、それでもこちらのフォロワーの少なさから7ターンまでには間に合わないだろう。
とはいえ相手に先攻を取られると8ターン超越に間に合わなかったが、11月末ナーフでチャンスが生まれやすくなっただろうか。
超越の代わりとして「ギガンドキマイラ」もデッキに入れていることもあるが、奴は9PP。8ターン目にOTKが決められればこちらの勝ちだ。
今まで「虹の輝き」対象カードはこちらになかったが、今後は「星導の天球儀」を戻される可能性があるので注意。
土(秘術)ウィッチは強化されたものの今までと大差ない。むしろ防御方面で強化されたことでやりやすくなったかも。

・vsドラゴン
「原初の竜使い」デッキは、原初自体は脅威ではないものの低コストフォロワーを多数入れているのでアグロムーブをされやすい。10月末ナーフで数を減らしたのは幸いか。
アグロブームで「バハムート」を出される機会も増えたのは辛い。序盤であればカードサーチをする余裕もあるので、相手がいいカードを引かないよう祈ろう。
11月末の「水神竜の巫女」ナーフは、結局進化後体力が5にならなかったのでほぼ影響なし。

・vsネクロマンサー
「骸の王」デッキに対しては無理。骸の除去手段がテミスしかない上、相手は場を埋めるために低コストカードを多数持ってるのでアグロムーブされると辛いためだ。11月末階段ナーフもほとんど影響なし。
「夜の令嬢・セレス」等を使って除去し続け「デュエリスト・モルディカイ」を出すのを図るコントロールデッキに対しては、クルトビショップにとってカモといっていいほど好都合な相手である。カムラも死の祝福も無視して大量の矢を打ち込んでやろう。
だが他のコントロール対策でもあるのか再びヘクターの採用率が上がってきたので安心はできない。

・vsヴァンパイア
継続して使われているアグロヴァンプはやっぱり無理。序盤の展開が遅ければカラボスを出されてもまだマシなのだが。
コントロールは相変わらず「デモンオフィサー・エメラダ」が脅威だが、「ヨルムンガンド」をはじめとした強いフォロワーをただ出されるだけでも辛かったりする。
勝機があるのは自傷ダメージの多いデッキだが、それはそれで「黒死の仮面」を出されやすい。

・vsビショップ
現状はエイラビショップが主流のようだ。天狐で獣姫を強化されると手がつけられなくなる。
そうでなくても獣姫・お茶会・ガルラの黄金チームで轢かれる機会も多いのでしんどい相手だったりする。
仮に相手が防御寄りで余裕があっても9ターン目までには決着をつけたい。「バハムート」を出される機会が意外と多いためだ。
邪教の権化」はボーナス。基本的に除去主体で攻めてくるのでこっちとしては都合がいい。
クルトはエイラですら見かけなくなった。ミラーマッチする日は来るのか…?


☆年末の更新について
正直なところ、クルトビショップにとっては悲しいニュースとなった。
古いカードが使えなくなる「ローテーション」ルールでは、
・実装時点で「愛の福音」「僧侶の聖水」がローテ落ち
・第8弾解禁で「ペガサスの結晶像」がローテ落ち
・第9弾解禁でクルト自体がローテ落ち
ということでお先真っ暗なので、必然的に「アンリミテッド」で使っていくこととなる。
だが「アンリミテッド」でも強すぎるカードには制限・禁止がかけられるとのこと。
クルトビショップが強くなりすぎることはまずないにしても、エイラビショップのとばっちりを受けることは想定できる。
新リーダーの登場も、敵のバリエーションが増えるわけだからマイナス。カードをバンバン引けるということはアグロも強い可能性も十分考えられる。


以上のことから、
クルトビショップを使うなら今しかない!
今年の冬は相手リーダーの顔面を除夜の鐘にしてやりましょう(その頃にはローテ始まってるけど)