とある平和で静かな町…。
そこで一人の元気な女の子が生まれました。
彼女の名前は朝顔 昇子（あさがお しょうこ）。
後の転鳴ゆーぴぃとなる女の子です。
彼女はとても元気で、よく木登りやアスレチックで遊んでいました。
しかしそんな彼女に魔の手が忍び寄ってきました。
ニコ厨の言う意味での「ロリコン」です。
昇子は無邪気ながら、自分では悪気なく破廉恥なことをしてしまう少女でした。*1
そんな彼女は、「ロリコン」の格好の的でした。
そして遂に、彼女の誘惑は彼らを禁断の道へと走らせてしまったのです。
（どんなことがあったのかは青少年に配慮して中略）
昇子にとっては、彼らに「襲われる」ことは苦痛ではありませんでした。
むしろ、彼らに喜んでついていく程で、本当の意味でのロリコンを困らせるほどでした。*2
しかしそれは、昇子の周りの子ども達に不信感を抱かせることとなったのです。
そして小学校に入ってから、昇子は長い長い悪夢を見ることとなったのです…。
学校のメンバーが変わる中学校に入るまで、彼女はいじめられ続けました。*3
その後彼女は本来の破廉恥な自分を抑えることで、中学での信頼を得られました。
しかしそれは、幼い頃から欲を満たし続けてきた彼女にとってはとても辛いことでした。
そんな本当の自分を闇に閉じ込め続けること数年後、彼女がとある高校の文化祭を見ていたときの事です。
無理矢理、しかし楽しそうに双子の姉弟がステージで歌を歌わされていたのを見たとき、
昇子は「自分もステージに上がって歌ってみたい」と思うようになりました。*4
それは彼女にとって、ロリコンキラーを除く初めてのまともな夢でした。
そこで彼女は歌手になるため、音大を志望することにしました。
しかし彼女はその時高校３年生。今更音大を志望するなど無茶な話でした。
それでも彼女は、無我夢中で勉強をし、歌の練習をしました。
…結果は不合格でした。
昇子はみごとに燃え尽き、ショックのあまり立ち直ることが出来ませんでした。
そして、その後のバレンタインデーに、運命の日はやってきました。*5
昇子がボーッと歩いていると、空から天使のはしごがかかったのです。
「きれい……。」
彼女はその光をじっと眺めていました。まるで魂が吸い込まれるようでした…。
道路の上に立っていた彼女が倒れたのは、ちょうどロードローラーが彼女を轢きそうになったときでした。
運よく彼女は轢かれずにすんだのですが、倒れたときに頭を強く打ち、そのまま息絶えました。*6
